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礼拝メッセージ

「ノアの箱船」
創世記7章1〜24節

昨日、三日間降り続いた豪雨により静岡の熱海で土石流が発生し、何人もの人命を奪う大きな爪痕を残しました。その光景は、10年前の東日本大震災の津波を思い出しました。被災された方々の上に、癒しと慰めが、さらに速やかな人命救助および復旧がなされますよう祈るばかりです。ノアの箱舟の場面と景色が重なって見えるような気がしました。
その時代、地上に人の悪が増え広がってきたのを見て、神は人を造ったことを後悔し、地の表から命あるものを一掃しようと決められました(創6:5)が、その世代の中でノアだけは神に従う無垢な人であった(創6:9)ので、神はノアを救おうとされ御言葉を語りかけました。巨大な箱舟を造り、地上のあらゆる生き物を七つがいと一つがいずつ、あなたの家族と共に箱舟に入れなさい。と命じたのです。

1.創造主の言葉は必ず成就する。信仰をもって信じ続けることが大切

ノアは神の言葉に従いました。巨大な箱舟造りは大変な仕事だったはずです。しかも、ノアは、様々な障壁(周囲の人々の無理解やあざけりなど)の中でも主の言葉を伝えました。一時的に不安になったこともあったかもしれませんが、長い年月をかけて、箱船を作り続けました。作り終え、ノアの家族が箱船にはいったまさにその日から、40日大雨が降り続いたのです。
他の人々はノアの言葉を信じないで、怪訝な目でノアの生活を見ていました。私たちも、無理解やあざけりがあるとしても「世の終わりがあること。イエスを信じる者は天の国への保証があり、神と共に住む」という神の言葉を確信をもって信じ続けましょう。
『信仰によって、ノアはまだ見ていない事柄について神のお告げを受けたとき、恐れかしこみながら、自分の家族を救うために箱舟を造り、その信仰によって世界を罪に定め、また信仰に基づく義を受け継ぐ者となりました。』ヘブル人への手紙11:7

2.創造主の神は、従う者と共にいて助けられる

『命の霊をもつ肉なるものは、二つずつノアのもとに来て箱舟に入った。7:16 神が命じられたとおりに、すべて肉なるものの雄と雌とが来た。』創世記7章15〜16節
動物たちは、自分たちで、つがいでやってきました。ノアの労力ではなく、神の助けによるものです。信仰生活は、神の援助が常にあるということなのです。すべての人が神を信じ、神の言葉に従う時、神様の援助と助けを実感することでしょう。

3.戸が閉ざされる時が来る(神の恵みと救いには終わりがある)今、福音を信じよう!

『主は、ノアの後ろで戸を閉ざされた。』創世記7章15〜16節
「天国の門が閉ざされる」ときが来る。ということです。
『その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。ただ、父だけがご存じである。人の子が来るのは、ノアの時と同じだからである。洪水になる前は、ノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていた。そして、洪水が襲って来て一人残らずさらうまで、何も気がつかなかった。人の子が来る場合も、このようである。」マタイ福音書24:36〜39
『なぜなら、「恵みの時に、わたしはあなたの願いを聞き入れた。救いの日に、わたしはあなたを助けた」と神は言っておられるからです。今や、恵みの時、今こそ、救いの日。』二コリント6:2 神と離れていた生活から主イエスの赦しを受け、神と共に永遠へと歩む人生へ、方向転換をしませんか。今は、恵みの時です。