川満優太牧師(水にほとりキリスト教会)
1.みことばには力がある
16 節にある弁護者、聖霊なる神様。聖書が教える神の御姿は、三位一体なる神様です。父なる神様、御子イエスキリスト、聖霊なる神様。3つの異なるご人格を持ちながらただ一つであるお方。それが私たちと、この世界を創造してくださった全知全能の神様です。イエス様と聖霊は別々ではな く、聖霊が私たちのうちにおられるということは、イエス様が私たちのうちにおられるということです。私たちのそれぞれの生活で、辛い時も苦しい時にも、聖霊なる神様は、聖書のみことばを通していつも私たちに語りかけていてくださるのです。「みことばには力があります。」
2.みなしごにはしておかない
イエス様は弟子たちのことを、「みなしごにはしておかない」と約束してくれました。実際にイエス様はこの後、十字架にかけられ、墓に葬られ三日目によみがえられます。そして、40 日にわたり弟子たちの前にあらわれてくださいました。そして、天にあげられて、弟子たちが祈っているときに、聖霊がくだり、彼らはいろんな国の言語で福音を語り出しました。そこからまた、世界にイエス様の福音が広がっていきました。私たちの罪のために十字架につけられ、死にて葬られたイエス様。この世の全ての罪人を愛されて、人々の救いのために、イエス・キリストの死を惜しまなかった父なる神様の愛。この世で孤独になってしまうことと、イエス様と共にいる沈黙の孤独とでは全く別のものだと感じます。そこに三位一体の神が、もうあなたを一人にはさせないとでもいうような。真の愛を感じとります。主は、「あなたをみなしごにはしておかない。」主がいつも共におられると約束してく ださっています。「私たちは神様に愛されている。」
3.心を騒がせるな
今日のこの 14 章では「心を騒がせるな」というみことばが 2 回出てきます。それは 14:1 と 14:27 です。他の箇所で、イエス様が湖の嵐を「黙れ、静まれ」と叱る場面がありますが、この時、湖に激しい嵐が起こり、舟は波にのまれそうになっていました。だけどイエス様は眠っています。弟子たちは近寄って起こしました。そしてイエス様が風と湖をお叱りになると、すっかり凪になりました。私たちが心騒ぐ時、時に嵐のような内側を、私たちにうわべだけの安心ではなく、私たちに神様の平安を与えてくれるのです。「心を騒がせるな。神を信じなさい。」と、私たちの心の嵐を静めてくれるのです。
イエス様を信じて、聖霊の助けによって、みことばに生きていくことができますように。聖霊なる神様が、いつも、あなたに、そしてあなたから、隣にいる誰かに福音と平安が広がっていきますように。